【時論】トランプ大統領の後ろにちらつく安倍首相の影
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.04 13:38
就任後初めてのアジア歴訪となるトランプ米大統領を迎えるソウルと東京の姿はかなり違う。ソウルは期待感より不安感が強く慎重な雰囲気である半面、東京は首脳間の蜜月関係と強固な日米同盟を祝う雰囲気を演出している。安倍首相は世界ランキング4位の日本人プロゴルファーとともに手厚いゴルフ接待をし、トランプ大統領は拉致被害者家族との面談で安倍首相を配慮するなど意気投合する場面を存分に演出するだろう。
安倍首相はトランプ大統領の当選からわずか8日後にニューヨークのトランプタワーを訪問し、政府発足後には英国に続いて2番目に首脳会談を実現させた。その後、なんと16回もの電話会談を通じて、過去の「レーガン-中曽根」「ブッシュ-小泉」蜜月関係に匹敵する友情を築いた。同盟に対するトランプ政権の取引的な接近のため多くの同盟国が懸念を抱く中、唯一日本は首脳間の蜜月関係で不確実性を除去してきた。