<Mr.ミリタリー>F-22の機動飛行と惨めな韓国軍需産業(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.20 14:24
飛行任務を終えたF-22戦闘機は滑走路の隅の駐機場で他の戦闘機と並んでいた。ラプターが2機、F-35が2機だ。この日、F-35は飛行しなかったが、F-22の「弟」といえる。世界最高の戦闘機を作れという米議会の要求を受け、F-22を開発したが、その後にその技術を集めてもう少し小型にしたのがF-35だ。F-35はF-22より機体が小さく、機動性は落ちるが、ステルス型第5世代戦闘機だ。機体はレーダー上でゴルフボールの大きさで認識される。したがってF-35も北朝鮮のレーダーを避けて浸透し、地上打撃任務を遂行できる。韓国空軍には来年からこの戦闘機が導入される。有事の際、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する前に除去するキルチェーン(kill Chain)の核心手段だ。F-35が北朝鮮の上空を飛行し、ミサイルや誘導爆弾で北朝鮮軍弾道ミサイルを直接破壊できる。
これとともに展示会で目を引いたのは韓国が開発中の韓国型戦闘機(KFX)の核心装置だった。多機能位相配列レーダー(AESA)と赤外線追跡レーダー、戦闘機用任務コンピューターなどだ。米国が技術提供を拒否したため韓国が開発できる可能性は低いと評価されたが、すでに完成段階に入っている。AESAレーダーは1000個以上のアンテナモジュールを細かく設置し、それぞれのアンテナから電子ビームを放って敵機を探知し、これをコンピューターで自動総合して分析する先端レーダーだ。国防科学研究所(ADD)開発担当者は「現在F-35に搭載されたAESAレーダーに近い水準で開発した」とし「近いうちにイスラエルで実戦的検証をするために準備中」と述べた。