日本の挑戦…「iPSで10年以内にパーキンソン病治療」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.10 14:54
先月22日、京都大iPS細胞研究所(CiRA)本館。建物の外壁や1階のロビーには多くの人の名前が見える。研究所側はiPS細胞(人工多能性幹細胞)研究を応援するために寄付した人たちの名前を建物に刻んだ。ここでは実際に患者に適用されるiPS細胞を作り出す。CiRAの中内彩香博士は「約500人の研究員が2030年までにiPS細胞を用いた難病治療薬を商用化することを目標に実験中」と説明した。
iPS細胞は生命の法則に逆らう。皮膚や血液から取り出した成熟した体細胞に人為的な操作を加えて未成熟の幹細胞にする。幹細胞が分化して成熟した細胞になるという法則を逆回しするのだ。その一方で胚性幹細胞のようにどんな細胞にも分化でき、難病治療の新たな希望として浮上している。胚性幹細胞のように卵子や受精卵を使わず、生命倫理論争からも相対的に自由だ。