【コラム】2人の「狂人」の手に任された韓半島(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.09 11:38
金正恩委員長は戦争をすれば体制が跡形もなく消えることをよく知っている。しかも韓国には16万人の米国人、5万人の日本人、102万人の中国人が暮らしている。この人たちを犠牲にしながら両国が韓半島(朝鮮半島)で戦争をするのは常識的に不可能だ。しかし非常識なチキンゲームが続けば常識がおかしくなる。もう自制しなければいけない。偶発的な衝突を防ぐために可能な外交チャンネルをすべて稼働するべきだ。1994年の北核危機を収拾したカーター元米大統領が4日、ワシントンポストへの寄稿で「第2の朝鮮戦争が懸念される」と主張した。また「米国政府が北朝鮮に平和協定締結のための高官級代表団を送るべきだ」と促した。
戦争で最大の被害を受ける我々が平和を築く主役にならなければいけない。北朝鮮に最大限の圧力を加えるものの、北核解決のための現実的かつ包括的な妥協案を主導する必要がある。そうしてこそコリアパッシングを防ぎ、朝米、米中の大妥協の中で安保利益を守ることができる。