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北朝鮮の前に立てば委縮して歪む群像(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.27 16:15
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平壌(ピョンヤン)発の戦雲が尋常でない。「ソウル核火の海」に続いて太平洋上の水爆実験で脅迫したうえ、一昨日は外相までが「宣戦布告」を云々して挑発に加わった。にもかかわらず韓国社会では金正恩(キム・ジョンウン)とその核心追従勢力に対する批判の声はあまり聞こえない。さらに彼が大変な世界戦略を駆使しているかのように称えたり、「トランプと金正恩の言葉爆弾」のように双方を非難したりする。北朝鮮の前に立てばとりわけ委縮する韓国社会の歪んだ自画像を見ながら代案を提示してみる。

金正恩が後継者に公式推戴される6カ月前の2010年3月初め、ソウルのある講演会場。元外交官の演説の序盤から会場がざわついた。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時の要職を経て李明博(イ・ミョンバク)大統領の就任と同時に外交安保業務を総括することになったこの演説者の発言が問題だった。彼は「金正日(キム・ジョンイル)国防委員長様が健康を回復し…後継者に内定された方は非常に速いペースで権力に定着しているとみられる」と評価した。金正日に丁寧に尊称を付け、金正恩にまで「後継者に内定された方」という表現を使って論議を呼ぶと、彼は「その方は一国を治める方なので礼儀を守るのが正しいと考えた」と主張した。このような態度を通じて彼は「マナーがあり礼儀正しい」外交官という評価を受けるかもしれない。しかし3代世襲を強行した北朝鮮政権に対する国民と国際社会の批判的な認識とは大きな距離がある。

 
保守的性向を見せた李明博政権は対北朝鮮イシューに対する哲学が不足していた。前代未聞の北朝鮮3代世襲が現実になっても官僚らはその深刻性を把握できなかった。批判の声を一度も出さずに沈黙した。金正恩後継体制構築のお膳立てをしたのだ。朝鮮労働党第3回代表者会(2010年9月)で後継者になった金正恩は翌年12月、金正日総書記の死亡で全権を握った。そして執権6年目に韓半島(朝鮮半島)の平和と国際社会の安定を揺るがすリヴァイアサン(Leviathan)として登場した。独裁権力世襲を断ったり牽制・弱化させるゴールデンタイムを逃してしまった結果だ。

このように北朝鮮体制と最高指導者に対する批判を避けたり、それとなくかばうような韓国社会の一部の雰囲気は現在進行形だ。元・現大統領や外国国家元首には尊称を使わないが、北朝鮮の金正恩には必ず「労働党委員長」という肩書を付けてこそ落ち着く。肩書を知らせる意味で1、2回ほど付ければ十分であるにもかかわらずだ。金正恩の夫人・李雪主(イ・ソルジュ)を「リ・ソルジュ」と表記し、労働(ノドン)新聞を「労働(ロドン)新聞」と書いてこそ北朝鮮を少し把握しているという錯覚が学界やメディアに蔓延している。南北間の国語(北朝鮮は朝鮮語)表記法に関する結論が出るまでは暫定的にそれぞれの表記方式で書くことにした南北合意とこれまでの慣例は埋もれてしまった。

進歩然とした人権運動家と環境団体も北朝鮮に目を閉じるのは同じだ。小さな人権侵害や弱者への強要に監視の目を光らせながら、脱北者強制送還や北朝鮮政治犯収容所にはとぼける。世の中にどの進歩がこのような暴圧政権に苦しむ同胞を放置するのか問いたい。原発廃棄と反核を主張してきた環境団体もそうだ。北朝鮮が6回も核実験を実施し、豊渓里(プンゲリ)現場では放射能漏出による地下水汚染と崩壊・地震などの兆候が相次いでいるが、非難声明やデモは全くない。韓半島の環境生態に災難を招く事案だが関心を向けない。被害を訴えて核実験の中断を要求したのは中国東北3省地域の環境団体と地域住民だ。

メディアも例外ではない。北朝鮮が「最高尊厳」を云々して金正恩を批判する声を封じると、これに臆する姿まで見える。先月末には体制批判の翻訳書を新刊紹介欄に載せた韓国メディアの文化担当記者2人と該当新聞社代表に北朝鮮が「死刑」を宣告するとして即刻処断を脅迫したりもした。北朝鮮が中央裁判所まで前に出して幽霊欠席裁判を行い、韓国メディア関係者に殺害脅迫を加えたが、政府は抗弁もできなかった。言論の自由を守ることを第一の価値と標ぼうする韓国記者協会をはじめとする関連団体も同じだ。


北朝鮮の前に立てば委縮して歪む群像(2)

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