韓国成均館大学教授、ノーベル賞の有力候補に注目
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.21 16:35
成均館(ソンギュングァン)大学化学工学部のパク・ナムギュ教授がノーベル化学賞の有力候補として注目されている。情報分析サービス会社のクラリベイト・アナリティクスは20日、ノーベル賞を受けるものと予想される「2017年被引用優秀研究者」22人を発表した。この会社は毎年国際学術情報データベースである「Web of Science(ウェブ・オブ・サイエンス)」資料を分析してノーベル賞受賞が有力な学者を選んできた。この日、クラリベイト・アナリティクスが選定した化学・生理医学・物理学・経済学分野の被引用優秀研究者22人のうち韓国人科学者はパク教授が唯一だ。
パク教授はシリコン素材に続き、次世代太陽電池の材料になる「ペロブスカイト」を研究した功労を認められた。パク教授チームは効率が9.7%であり、長時間安定的に駆動する固体型ペロブスカイト太陽電池を開発して2012年学界に報告したことがある。かつてはペロブスカイトは液体型で耐久性が弱く太陽電池素材として不適合だと評価されてきた。パク教授の論文発表以降、固体型ペロブスカイト太陽電池は世界研究者の関心対象になり、関連論文の数が桁外れに増加した。昨年には2000本以上の研究結果が出た。