米外交安保3人「北核外交は時間切れになっている…次は軍事オプション」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.19 08:39
レックス・ティラーソン国務長官、ハーバート・マクマスター米国家安保補佐官、ニッキー・ヘイリー 国連駐在米国大使などドナルド・トランプ外交安保チームの3角編隊が17日(現地時間)、約束でもしたかのようにいっせいにマスコミインタビューに出た。それぞれ違うテレビ局に出演したが、メッセージは同じだった。「今は(北核問題の解決のために)外交的解決法で臨んでいる。だが、時間切れになっている。その次は軍事オプションが待っている」。
ティラーソン長官はこの日、CBSとのインタビューで先に米国政府の公式対北朝鮮政策である「4No」戦略はまだ有効だと強調した。▼政権交替▼政権崩壊▼急速な韓半島統一(吸収統一)▼38度線の北側侵攻をしないという確約だ。ティラーソン長官はこれを「平和的な圧力作戦」と表現した。だが、その一方で「米国の北朝鮮に対する外交的努力が失敗すると、ただ一つ残っているのは軍事オプションになるだろう」とした。ティラーソン長官は「北朝鮮が対話の準備ができているとのことを米国に知らせるためにはミサイル試験と挑発的な行動、脅威の度合いを弱める行動を見せるべきだ」と主張した。平和的解決法を追求するのが米政府の方針だが、その努力が失敗すれば軍事的オプションも考慮する可能性があるという警告だ。その間、外交の責任を負う首長として常にハト派側に立ってきたティラーソン長官が「ただ一つ残っているのは軍事オプション」という強い表現を使ったのは異例的だ。
マクマスター補佐官はABCのフォックスニュースとのインタビューで「金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が核をあきらめないなら、トランプ大統領は北朝鮮を攻撃するだろうか」という質問に「大統領は金正恩政権が米国と米国市民を核兵器で威嚇することを容認しないだろう」とし「米国は制裁と外交で、必要であれば軍事オプションを準備するにあたって本当に急いで動かなければならない」と強調した。また、彼はトランプ大統領が常に強調する「すべてのオプションがテーブルの上にある」という表現を再引用して「現在の対北制裁を最大化する案が検討されているが、過去の対北朝鮮制裁というのが失敗に終わったことが明らかになっているだけに『根本的に違う』アプローチを選ぶだろう」とも話した。