金正恩委員長の核挑発、米中ストロングマンの隙を狙った(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.05 15:46
北朝鮮朝鮮中央テレビは3日、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が党政治局常務委員会を主宰する姿を公開した。金正恩委員長が6回目の核実験命令書に署名をした会議だ。朝鮮中央通信は「委員会では現国際政治情勢と朝鮮半島の軍事的緊張状態を分析評価した」と説明した。技術的な判断に先立ち戦略的な判断をしたという意味だ。韓米中が直面した複雑な状況を狙った金正恩委員長の「ジレンマ最大化」戦略だったという分析が出ている。
シン・ボムチョル国立外交院教授は「5回目の核実験で北の核技術はほぼ完成したが、金正恩委員長が6回目の次核実験を敢行した背景には爆発力増強という技術的必要が20%あったとすれば、周辺国の状況から判断して敢行しても大丈夫だという判断が80%あったとみられる」と述べた。「必要だから」ではなく「可能だから」した挑発ということだ。