【コラム】文在寅政権、産業・金融政策が見えない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.01 15:52
まだ政権の序盤期だから今後変わるのではないだろうか。そのような希望を抱きにくいのが問題だ。経済部処の長官や機関長をみると見当がつく。市場参加者は経済部処を率いる人物の面々を通じて政策を推測する。ところが失望の声がしだいに強まっている。
白雲揆(ペク・ウンギュ)産業部長官の動きが代表的な例だ。脱原発専門家として抜てきされた彼は産業政策のリーダーシップを発揮できずにいる。財界人が彼に通商圧力の衝撃のような苦衷を打ち明けると、「雇用創出に協力してほしい」と的外れな返答をする。パク・ソンジン中小ベンチャー企業部長官候補は資質問題で就任もできない。2人とも大統領選挙陣営で活動した元教授だ。