「出産絶壁ショック」 韓国の人口減少が10年早まる可能性も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.24 15:28
韓国の上半期の出生数が20万人以下に落ちた。過去初めてだ。統計庁は、このような傾向が続けば人口が減少し始める時点が当初の予想だった2032年よりも10年ほど前倒しになるものとみている。
23日、統計庁によると、ことし1~6月の出生数は合計18万8500人で上半期基準で過去最低を記録した。21万5000人だった昨年上半期と比較すると、2万6500人(12.3%)も減少した。6月ひとつきに生まれた子どもも2万8900人で同月基準で最低となった。
可妊期女性(15~49歳)1人が一生のうちに出産する子供の平均を表した合計特殊出生率も下落している。4-6月期の合計特殊出生率は0.26人で、年間基準に単純換算すると1.04人となる。このような傾向が続けば、歴代最低だった2005年の1.08人を下回る可能性がある。このような「出産絶壁」が近づけば、既存の人口見通しも修正が避けられなくなる。