1000兆ウォン規模の原発市場1位を狙う中国…韓国は手を離すのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.11 17:11
中国は昨年、ケニア・エジプトと自国の3世代原発「華龍1号」輸出のための了解覚書(MOU)を締結した。海外進出は今回が初めてではない。中国核工業集団公司(CNCC)がパキスタンに建てた原発チャシュマ3号機はすでに稼働を始め、4号機も完工を控えている。華龍1号を適用したカラチ1、2号機も工事が進められている。事業規模が96億ドル(約1兆478億円)に達する。ルーマニアやアルゼンチンでも受注に成功し、最近では中東・アフリカ地域を集中攻略している。
2010年までは中国の原発政策は消極的だった。フランス・ロシアなどで技術を輸入して原発を建てた後、自国内運営に集中する方向だった。しかし、2011年福島原子力発電所事故以降、独自の技術確保にまい進し、2012年改良型軽水炉「ACP1000」を開発した。2015年には華龍1号の開発にも成功した。