熱くなるアジアの海…スーパー原子力空母、中国・インドも10年以内に運用へ(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.08.07 15:02
アジアの海が熱い。米国・中国・インドの海軍と日本の海上自衛隊が航空母艦や軽空母をはじめとする攻撃型海上戦力を競うように強化している。韓国・日本・中国に囲まれた東シナ海と、中国・台湾・フィリピン・ベトナム・マレーシアなどに囲まれた南シナ海を含む西太平洋海域がその中心だ。ここにインド・スリランカ・バングラデシュ・ミャンマーなどが接するベンガル湾と、インド・パキスタン・オマーン・イエメン・ソマリアに囲まれたアラビア海、そしてインドの南側でオーストラリアからアフリカ西海岸まで続くインド洋まで、競争の舞台が広まりつつある。
中国が執拗に海洋影響力の拡大を試みると、日本と米国がこれに対抗しようとインドまで引き込んでいる局面だ。中国は先月29日、赤字に苦しめられていたスリランカ南部ハンバントタ港の運営権を確保した。ベンガル湾・インド洋・アラビア海をつなぐ戦略的要衝港だ。これに先立ち、中国はスエズ運河につながる戦略的急所である東アフリカ紅海の入口ジブチ港に初めて海外海軍基地を建設した。グローバル石油輸送路の急所にあたるペルシア湾入口ホルムズ海峡に近いパキスタンのグワダル港も長期リースした。経済的な水準を越えて国家戦略次元の積極的な海外進出と見るほかはない状況だ。