父親は韓国代表、息子は日本代表…「我らラグビー一家」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.03 09:01
次男のジウォンさんは「父はトレーニングの時間になると『この人は本当に自分の父なのだろうか』と思うほど豹変する。だが、父の苛酷なトレーニングのおかげで私たち兄弟が良い選手に成長することができた」と話した。父親譲りのがっしりした体格を誇るジウォンさんは、同じ「プロップ」の父親から個人指導を受けてスキルが急成長した。
弟が所属する日本国家代表チーム「サンウルブズ(Sun Wolves)」は世界ラグビー最強クラブが激突する「スーパーラグビー」出場のために作られたチームだ。2019ラグビーW杯を控えて日本が自国リーグの競争力を引き上げるためにプロの最強選手たちで選抜チームを構成した。「サンウルブズ」には日本に6カ月以上住んでいれば国籍に関係なく選抜される機会がもらえる。しかし、一度このチームに選ばれると他の国の代表としてプレーすることはできなくなる。ジウォンさんは日本ラグビー史上初の韓国人代表選手だ。ジウォンさんは「兄が韓国代表チームに選抜されれば面白い兄弟対決になるだろう」と話した。だが、韓国(世界ランキング28位)は日本代表補欠チームにもハーフスコアで負けてしまうような水準だ。