【時視各角】「韓日米共助」のミステリー(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.28 09:56
先月30日、ワシントンで開かれた韓米首脳会談最大のミステリーは「韓日米安保協力強化」に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が合意したことだ。文大統領はその6日後、独ベルリンで安倍晋三首相、トランプ大統領と韓日米首脳会談を持ち、その合意を再確認した。念願をかなえたワシントンは満面の笑みで、北京は驚きと怒りを隠せない雰囲気だ。
韓日米共助は米国が暇さえあれば韓国に要求してきた核心イシューだった。だが、韓国は保守政権さえ3国共助を敬遠した。李明博(イ・ミョンバク)政府の時だ。米国が「南シナ海問題に関連して、韓日米共助を宣言しよう」と要請してきた。だが、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は「中国を不必要に刺激しかねない」という外交部の主張を受け入れて「南シナ海問題は平和的に解決されなければならない」という立場を表わす程度で終わった。朴槿恵(パク・クネ)政府も韓日米共助を公然と支持することは極力避けようとしていた。