「韓日米、慰安婦問題に緊急性感じている…今年が突破口開く機会」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.05 11:07
米国の東アジア外交政策を総括指揮するダニエル・ラッセル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は3日(現地時間)、韓日間の慰安婦問題から韓国の中国傾斜論、南シナ海での海上作戦、米国内の「韓国疲労症」など懸案に対する米国の考えを淡々と語った。外交官らしく巧妙な表現を使ったが、ところどころに「トゲ」があった。ラッセル次官補が2013年8月の公式就任後、米国で韓国・日本メディアの正式インタビューに応じたのは今回が初めて。ラッセル次官補は最近の韓日関係の雪解けムードを意識したかのように、「今日の中央日報・日本経済新聞による初めての韓日共同インタビューは私にとって素晴らしい経験」と述べた。インタビューはワシントン国務省6階のラッセル次官補の事務室で約50分間行われた。以下は一問一答。
--2日の韓日首脳会談をどう評価するか。
「両国間では持続的に重要な対話が行われてきた。両国の外相、国防相、そのほか多くの重要な指導者の間で多くの進展もあった。これは日本・韓国政府、そして何よりも両国国民間の関係がどれほど強いかを見せるものでもある。また、両国がどれほど利害と価値を共有するかを見せている。ここで私は韓国・日本ともに相手国の成功、そして相互間の成功において密接に関係していることを確認した。安倍首相と朴槿恵(パク・クネ)大統領の首脳会談が久しぶりに行われたのは事実だ。2014年4月にオランダ・ハーグでオバマ大統領-朴大統領-安倍首相の3カ国首脳会談に関与した立場で、韓日首脳が会って対話する機会を持つことを待ち望んでいた。一回の会談ですべての問題が解決するとは誰も思っていない。しかし(今回の会談は)非常に重要であり、前向きなものだったということには疑いの余地がない。今回、両国の首脳と側近が述べたように、両国首脳の間では率直な対話があったと聞いている。双方ともに今回の会談を建設的だったと評価している。我々(米国)も今回の会談が敏感な過去の歴史を扱ううえで、和解する段階に進むのはもちろん、両国の協力、さらには米韓日3カ国協力が絶えずうまくいくためのモメンタム、刺激剤になることを望む」