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【グローバルフォーカス】韓米首脳会談成功のための4つの提言(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.30 10:17
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文在寅(ムン・ジェイン)大統領はドナルド・トランプ大統領との韓米首脳会談を控えている。今回の会談の結果は韓米両国関係だけでなく、北東アジア情勢にも大きな影響を及ぼすだろう。両大統領はともに首脳会談に対する準備が完ぺきではない。そのため摩擦の可能性もある。だが、両国指導者が開かれた心で対話し、各自のアジェンダを強く相手側に強要しすぎないなら、個人的な相互信頼と共同戦略を構築する機会を得ることができるだろう。

両国首脳ともに相対的な不確実性に直面している。文大統領が国会で確保した支持は40%だ。米国におけるトランプの支持率は約40%だ。2人とも政権引き継ぎのための時間的余裕が十分ではなかった。ワシントン既得権層をターゲットとしたキャンペーンで勝利したトランプ大統領は、事実上統治のための準備を何もできなかった。文大統領は引継委員会の活動の助けを受けることなく、選挙終了と同時に就任した。両首脳ともに内部的な分裂にも取り組まなくてはならない。トランプの参謀の中には極度に民族主義的な「米国第一主義者(America Firsters)」もいるし、伝統的な意味の保守的な国際主義者もいる。文大統領周辺には実用主義的な中道主義者と忍耐力のない左派がいる。両大統領ともに自身の政治がどちら側に属するのかはっきりとしたシグナルを送っていない。

 
両氏は相手の戦略的意図を心配している。メディアは両国首脳の世界観の違いが会談に及ぼす影響について報じている。報道が現実を完ぺきに反映することはできないが、無視することもできない。

私は、文大統領にとって最も重要な目標は、トランプ大統領と個人的な親交関係を結ぶことであり、一部政策アジェンダを過度に押しつけないことだと主張したい。具体的に整理すると、次のとおりだ。

第一に、公的にも私的にも韓米同盟の重要性と共通の価値を強調しなければならない。韓国はすでに米国の国益に十分貢献しており、トランプ-文在寅時代には韓国がさらに大きく寄与していくことになると説明しなければならない。駐韓米国商工会議所が韓国政府に提案した100億ドル(約1兆1200億円)規模の「米国産製品購入ファンド「バイ・アメリカ(Buy America)ファンド」の造成にも言及する必要がある。有名韓国系米国人を韓国が自慢していることも伝えるべきだ。日本・インド首相の場合には、このような話法戦略が通じた。その上、文大統領は他人の話に傾聴する真実の人として米国に知られているので、このような話法が両首脳を親密にさせるだろう。


【グローバルフォーカス】韓米首脳会談成功のための4つの提言(2)

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