韓国国防長官候補、泥酔運転で摘発も懲戒なく進級
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.28 10:57
宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官候補が中佐時代に泥酔状態で運転し、警察に摘発されていたことが明らかになった。当時、事件は憲兵隊に送られたが、宋候補が海軍士官学校の同期生と共謀して事件を隠ぺいしたという疑惑まで提起された。宋候補に対する国会人事聴聞会(28日)を控えて波紋が広がっている。
金学容(キム・ハクヨン)議員自由韓国党議員は27日、国会で記者会見し、「宋候補は1991年3月当時、慶尚南道鎮海(チンヘ)市内で泥酔状態で飲酒運転をし、鎮海警察署の取り締まりで摘発された事実が確認された」と明らかにした。宋候補が国会に提出した人事聴聞資料にはない内容だ。金議員がこの日、国防部から受けて公開した当時の海軍作戦司令部憲兵隊の事件台帳には、宋候補が飲酒運転取り締まりで摘発された時の血中アルコール濃度が0.11%と記載されていた。当時の処罰基準でも血中アルコール濃度が0.05%を超えれば刑事立件対象であり、0.1%を超えれば免許取り消しに該当する。