韓国国防長官候補「韓国軍のTHAAD保有も検討」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.12 09:50
宋永武(ソン・ヨンム)韓国国防部長官候補は文在寅(ムン・ジェイン)政権で国防長官候補の筆頭に挙げられてきた。2012年の大統領選挙当時に文在寅大統領支持グループ「ダムジェンイフォーラム」創立メンバーとしてスタートし、5年間にわたり文大統領の国防ブレーンの役割をしながら国防改革案などに関与してきたからだ。
軍の内外では、宋候補が高高度防衛ミサイル(THAAD)導入問題も積極的に解決していくとみている。宋候補は「イージスの父」と呼ばれるほどミサイル防衛(MD)システムに精通している。海軍本部造艦団長、企画管理参謀部長を務め、イージス駆逐艦導入事業に率先してきた。
宋候補は大統領選挙の前、中央日報のインタビューで、「THAADに無条件に反対することはない」とし「韓国軍がTHAADを保有して運用することを検討することもできる」と述べた。韓国が米国からTHAADを購入すればイージス艦導入時のように中国がTHAADに反対する名分がなくなるという理由からだ。