【コラム】国家情報院が南北首脳会談から手を引くべき理由(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.23 15:27
今はもう国家情報機関が南北首脳会談から手を引く問題を真剣に考えることを望む。2回の会談は国家情報院長の指揮の下、対北朝鮮次長と戦略部署のベテランが総動員された。叙勲院長も当時、核心の役割をし、国家情報院のトップに上がる主な背景の一つとなった。徐院長は「私ほどの技術者はいないはず」と考えるかもしれない。
しかし国家情報院の非正常的な役割はもう終止符を打つべきだ。対北朝鮮情報機関の首脳部がシンガポールと上海のホテルの部屋を転々としながら秘密接触をし、北朝鮮の最高指導者が注ぐワインを受けて飲む姿は合わない。北朝鮮に支援金を送るのに国家情報院が核心の窓口の役割を担当し、闇ドル取引商にも及ばない両替所の役割までもしたというのは惨憺たるファクトだ。対北朝鮮担当次長が特検の取り調べで「北側が軍事費に転用する恐れがあることが分かった」と述べたのは衝撃だ。