【時視各角】文大統領も「体外離脱話法」を駆使するのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.23 13:07
李会昌(イ・フェチャン)元ハンナラ党総裁が2002年、大統領選を控えてフィンランドを訪れたことがある。当時はノキアの全盛期だったのでフィンランドは彼が前面に出していた強小国モデルだった。大統領と議会副議長に会ったが、2人はもちろん同席していた通商長官や外交委院長まで、政府と議会指導者がすべて女性だった。李総裁が「強い女性パワー」と舌を巻くと、タルヤ・ハロネン大統領は「政治が3Dなので男性たちはみんなビジネスに逃げた」と答えたという。冗談半分の話に笑いが出た。
李総裁が紹介したかなり前の話が思い出したのは文在寅(ムン・ジェイン)大統領の悩みを聞いてからだ。「特別な問題のない、本当に良い人が人事聴聞会を聞いて断る場合がとても多い。幅広い人事において障害となっている」という「公聴会残念論」のことだ。金振杓(キム・ジンピョ)国政企画諮問委員会委員長は「韓国で長官をしようとする人は気が抜けた人という文化が作られるかもしれない」と話した。官職がいやという人は他国の話だと思っていたが、韓国政治がそうだということに笑いが出ない。とりあえず、事実ということだ。