マケイン氏の文大統領会談要請、韓国政府が速かに確答せず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.19 08:40
米国の「韓国不信」がホワイトハウスだけでなく米議会にも広がっているのは、先月末のジョン・マケイン上院軍事委員長(80)の訪韓取り消しがきっかけになったという分析だ。
2012年に共和党大統領選候補だったマケイン氏は韓半島(朝鮮半島)安保問題に多大な影響力を持つ米国外交の「大物」だ。毎年6月初めにシンガポールで開催されるアジア安全保障会議(シャングリラ対話)に出席するために韓国-豪州-ベトナム-シンガポールの日程を組んだマケイン氏が文在寅(ムン・ジェイン)大統領との会談日程の調整を要請したのは5月中旬。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)や外交部など政府側の説明によると、マケイン氏側は「シャングリラ対話の日程などを考慮して27(土)、28日(日)に訪韓したいと思うが、文大統領に会うことは可能か」と問い合わせたという。外交消息筋は「マケイン氏が希望してきた日が我々には不都合な日(週末)だったため調整しようとしたが、数日後に28日に昼食を文大統領と一緒にできると答えた」とし「しかしマケイン委員長が『別の件が生じたので訪韓日程を数日後に調整することを望む』と知らせ、青瓦台がこれを検討している過程で、マケイン氏が韓国を訪問しないことが決まった」と伝えた。