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【時視各角】「韓国の非正規職」に対する考え

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.24 13:06
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人は独立した星のようにだれでも自分だけの宇宙を持つ存在だ。しかし私は職業を除くと自分の宇宙を説明する方法は特にない。記者という職業が私のアイデンティティの最も大きい部分だからだ。職業とはだれにとっても食べていく手段であるだけでなく自身のアイデンティティであり人生の問題であるだろう。

最近文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「公共部門非正規職ゼロ」宣言と「雇用委員会」発足に個人的に安堵感を覚えるのはそのためだ。非正規職問題は労働現場と労働者たちの人生をゆがめる、私たちの時代最大の「人間不条理」問題だ。いま労働現場は正規職・派遣職・契約職など労働者の身分が多様化し、「労働分節化」が深刻化している。ここでは労働者間の身分差により彼ら同士で差別構造が生まれ、労働者の力である連帯意識が希薄になり対立が起きたりもする。非正規職問題はすでに韓国社会に根を下ろした構造化された社会問題のため個人や企業が個別に解決できない段階だ。政府が乗り出さなくてはならない時になったのだ。

 
非正規職問題解決のために解かなければならない宿題は山積している。その中でささいに見えるがささいでない問題をひとつ挙げるならこういうものだ。すべての構造化された社会問題は合理化論理を持つが、非正規職維持論理も非常に合理的な根拠で武装しているということ。特にこの問題解決のカギを持つひとつの軸である経営界・専門家・正規職の相当数の防御論理はかなりしっかりしているという点だ。

過去のコラムで私は起亜自動車労組が非正規職社内下請け労働者の組合員資格を剥奪する案を70%を超える賛成率で可決したことに対し苦々しさを表現した。起亜自動車労組は長く正規職・非正規職統合労組を維持した模範事例だったが、最近になり非正規職の正規職転換をめぐる「労労対立」を克服できなかったことに対する遺憾のためだった。

これに対し労働と人事問題専門家のある知人は「正規職労組の立場も理解しなければならない」と話した。すなわち雇用構造は会社経営上の問題で、賃金総額は決まっているが、非正規職が無条件で正規職転換を主張するのは正規職に彼らの取り分と既得権を一部あきらめると同時に自分たちの既得権化のために代わりに闘争しろという要求ということだ。彼は社内下請け納品単価を引き上げて下請け業者労働者の賃金水準を上げられるようにする「連帯賃金」など配分方式に対する闘争が合理的で効率的だと主張した。

「経済的効率性」。これは非正規職の非人間化問題が深刻化する渦中でも問題の解決側に進めなくする鉄壁の城のような論理だ。非正規職は労働市場の硬直性のために増え、正規職が増えればサービス価格が引き上げられ、企業の新規採用が減り、経営不良が拡大し…。したがって雇用柔軟性の確保と賃金体系改善議論を始めるのが優先という主張。通貨危機以降20年にわたり改善策の用意には進展がないまま繰り返し出てくる経営界の主張だ。ここに多くの正規職従事者もやはり費用削減などの効率性を問い詰めなければならなかったり競争過程を経て入社した正規職が良い待遇を受けるのが当然だということに同意する。このように労働の価値を「人間の問題」でなく「費用と効率の問題」に還元する考えは広範囲に広がっている。

これは薄情な心性の問題とみるよりは持続的な「低成長」基調に正規職従事者すら雇用に不安を感じる世知辛い現実のためと見る。孟子も無恒産無恒心(生活が安定しなければ正しい心を持ちにくい)と言ったが、だれでも経済的危機感を感じる渦中に人を配慮する心が自然とにじみ出るのは難しい。それでもいま私たちが期待するのは厳しいほど「人間に対する憐憫」を回復する意識的な努力のようだ。私は同僚労働者たちの人生のために税金をさらに出し、費用を分担する用意がある。こうした苦痛分担賛同宣言が広がるなら私たちの生活が少しはもっと優しくなるかも知れない。

ヤン・ソンヒ論説委員

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