米国家情報局「北朝鮮のランサムウェア攻撃の証拠ない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.24 11:21
世界的に発生した過去最大規模のランサムウェアハッキング攻撃の背後として北朝鮮の名が挙げられる中、米国家情報局は「確認できる証拠がない」と明らかにした。
コーツ米国家情報長官は２３日、軍事委員会聴聞会に出席し、「北朝鮮がこうしたことをする能力を保有しているという点は確かにわかっているが。依然として（ハッキングの）震源地を査定している」としてこのように話した。
彼は「われわれはわれわれを狙ったサイバー脅威にどのように対応するのかについて持続的な評価と関与が必要だ」と付け加えた。
今月に入り１５０カ国余りの３０万台以上のコンピュータを感染させたランサムウェア「ワナクライ」がセキュリティ業界を緊張させた。セキュリティ会社のシマンテックなどはワナクライ攻撃の有力な背後として北朝鮮を名指ししている。ワナクライを分析した結果、北朝鮮と関連したハッキング組織「ラザルス」との関連性を発見したという。
一方、ワナクライを製作・配布したとされるハッキンググループのシャドーブローカーズは６月に追加ハッキング攻撃を予告した状態だ。