安倍晋三首相が７月にドイツで開催される主要２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会合で文在寅（ムン・ジェイン）大統領と個別の首脳会談をしたいという意思を表明した。日本経済新聞が１５日、伝えた。安倍首相はこの日、首相官邸で衛星放送ＢＳジャパン、米ＣＮＢＣとの共同インタビューでＧ２０首脳会合の際、韓中の首脳とそれぞれ会談したいと表明した。

これに先立ち、日本政府が韓日首脳会談をできる限り早期に実現させるために韓国側と時期を調整する方針という報道が出ていた。

日経によると、安倍首相は「できる限り早期に日本で韓日中３カ国の首脳会談をしたい」とも述べた。当初、昨年末に開催するつもりだった３カ国首脳会談は朴槿恵（パク・クネ）前大統領の弾劾政局などにより、今年に先送りされていた。安倍首相は１１日、文大統領との初の電話会談で３カ国首脳会談の早期開催に対する意志を示した。

安倍首相は北朝鮮の核・ミサイル脅威に対する国際社会の連携を強化するとの立場も再度明らかにした。安倍首相はこの日のインタビューで「もし北朝鮮が核実験に踏み切る場合、日本は追加制裁を提起するため、国連安全保障理事会の新たな決議の採択を追及するだろう」と強調した。

今月下旬、イタリアで開かれる主要７カ国（Ｇ７）首脳会議でドナルド・トランプ米大統領と会談を行い、対北朝鮮問題で緊密に連帯するという既存の方針を再確認するとの考えも明らかにした。