【社説】韓国大統領選挙D-1、最後まで細かく確認して投票しよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.08 11:08
第19代大統領選挙日があすに迫った。4~5日に行われた事前投票の結果だけ見ると、これまで以上に今回の大統領選挙への熱気が熱く感じられる。全体有権者(4247万人)の26%を越える1107万人が票を投じ、過去の事前投票記録を更新した。だが、9日に集計される最終投票率も新記録を樹立するかどうかは不透明だ。事前投票で、湖南(ホナム)と世宗(セジョン)市の投票率が最も高かった反面、大邱(テグ)・慶北(キョンブク)の投票率は最も低かった。保守候補の分裂で保守有権者の相当数が揺れている以上、悩み悩んで結局投票をしない可能性があるという懸念を裏付けている。
自由韓国党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補が7日、正しい政党脱党派を電撃的に復党させて、徐清源(ソ・チョンウォン)や崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)、尹相ヒョン(ユン・サンヒョン)議員など「真朴」7人を復権させたことも保守層の失望と政治嫌悪を大きくしている。彼らは朴槿恵(パク・クネ)前大統領の「国政壟断」を黙認・ほう助することによって大統領弾劾という国家的危機を迎えるにあたり、その責任が小さくない人々だ。その結果がことし1月、自由韓国党が下した「3年間の党員権停止」だ。ところがそれから4カ月も経たないうちに「大統領選勝利のための保守結集」を言い訳に懲戒を解いたのだ。自由韓国党が保守に求められる最低限の道徳性と責任感も持ち合わせていないのではないかとの疑いが頭をもたげる。