あまりに高い老人ホーム…悲しい日本の高齢者(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.24 13:08
費用は少なくない。トイレ付きの15平方メートルのワンルームでも余生を終えるまで最小15万円の費用を毎月支払わなければならない。ここに認知症と中風、パーキンソン病のような老人性疾患が激しくなり介護サービスを受けることになれば別途の費用を出さなければならない。費用は政府と自治体が90%を負担するが、療養等級が高まれば個人負担も最高2万5000円に増える。入居費まで合わせると毎月20万円が必要という話だ。
ソウル・大峙洞(テチドン)に住むチェさん(73)は老後準備の重要性を端的に見せている。事業で相当な老後資金を用意し、還暦後は毎週ゴルフをしながら老後の余裕を楽しんでいた。しかし69歳になり突然退行性脳疾患のパーキンソン病にかかり苦難が始まった。手が震え体の動作が鈍くなり始めた。それでもチェさんは若い時期の老後の備えのおかげで医療費の心配なくて安定的な生活を維持している。