【コラム】空母とミサイルの間、韓国はない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.18 09:20
韓半島最大の危機の前にいったい私たちは何をできるのか? 空母とミサイルに、どうか大統領選挙までは耐えてくれということもできず、例え大統領が選ばれるとしても彼が事態をさらに絡まらないようにするという確信もない。戦雲が押し寄せるこの厳酷な時間にてんてこ舞いする政府、国民は茫然自失するだけだ。なので、どうか2つだけでもしてほしい。
最初に、黄教安(ファン・ギョアン)大統領代行に訴える。外国駐在韓国大使と各国駐韓大使の非常合同会議を開催し、韓半島の武力衝突は人類史の災難であることを宣言してほしい。中国とロシアに北朝鮮をひざまずかせるよう訴えてほしい。例えその呼び掛けが受け入れられなくても戦争を防止するすべての手段を活用しなければならない。米国と中国に特使団を送り水面下の交渉などできるすべてのことを探しただちに実行してほしい。ティラーソン米国務長官と楊潔チ中国国務委員がホットラインで何か協議するほど事態は緊迫する。オルブライト元国務長官が米朝交渉のために立ち上がろうとしているところに、なぜ韓国政府は手をこまねいているのか。国民には傍観する政府、無気力な政府、そのものだ。