毎年激しくなるソウルの粒子状物質、3月の平均値は過去3年で最高
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.04.09 12:22
1立方メートル当たり71マイクログラム(悪い)。ソウル市西大門区(ソデムング)の8日午後5時の微小粒子状物質濃度だ。サクラ祭りの最中だった汝矣島(ヨイド)の空も霞むほど微小粒子状物質があふれた。同じ時刻に陽川区(ヤンチョング)、麻浦区(マポグ)などソウル市内4つの区の微小粒子状物質濃度は基準値である1立方メートル当たり50マイクログラムを超過した。環境部が上方修正するという基準値である1立方メートル当たり35マイクログラムを適用すれば基準を超過しなかった所はソウルでは松坡区(ソンパグ)の32マイクログラムが唯一だった。
微小粒子状物質が毎年激しくなっている。環境部によると1~3月期の全国の微小粒子状物質平均濃度は1立方メートル当たり32.3マイクログラムで、昨年に比べ3マイクログラム上昇した。3月のソウルの微小粒子状物質平均濃度は40マイクログラムで、この3年間で最も高かった。注意報発令回数も増えた。今年の全国の微小粒子状物質注意報発令回数は86回で、前年同期の48回を大きく上回った。環境部のチャン・イムソク大気質統合予報センター長は高濃度微小粒子状物質現象に対し、「西風が多かった気象条件と国外の影響が原因」と説明した。