ソウルにおけるPM2.5基準超過、今年に入り12回目…対策ない韓国政府(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.28 14:40
粒子状物質が空を覆った27日、ソウル西大門(ソデムン)駅近隣ではマスクをつけた市民がしばしば目についた。マスクをつけた市民は主に20~30代の女性だったが、高齢者も少なくなかった。チョン・スンミョンさん(83)は「毎日敬老堂(高齢者施設)に行くが、ほこりが多いと体の調子が良くなくてマスクをつける」と話した。西大門駅近隣のソウルサムスン内科のキム・ギョヒ専門医は「この頃、季節の変わり目に微小粒子状物質による汚染までひどく、呼吸器疾患のために訪ねている患者がどんどん増えている」と話した。
この日午前、12時間の間にソウルのPM2.5(微小粒子状物質)濃度は立方メートル当たり平均60μg(マイクログラム、1μg=100万分の1グラム)だった。PM2.5注意報の発令基準である90μg/立方メートルには至らなかったが、24時間環境基準である50μg/立方メートルを超えた。