<中国のTHAAD報復>中国人観光客が訪れていた韓国観光地、今その姿は?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.16 10:44
15日午後、済州市蓮洞(チェジュシ・ヨンドン)の宝健(パオジェン)通りのアクセサリー店。物を片付けていた店主キムさん(39)は「このようにお客さんがいないのは初めて」とため息をついた。キムさんは「最近、一日にお客さん1~2人が訪れているが、中国人の売り上げはゼロの水準」と話した。宝健通りは足の踏み場がないほど中国人で賑わっていた済州道の代表的遊客(中国人観光客)の名所だが、この日は一日中閑散としていた。高高度防衛ミサイル(THAAD)体系の韓半島(朝鮮半島)配備に不満を抱いた中国が「消費者の日」である15日を基準に韓国への団体観光を全面禁止した初日、通りは普段より人がいなかった。
同日午前11時ごろ、ソウル小公洞(ソゴンドン)のロッテ免税店には中国人観光客の姿が見えた。ロッテ免税店の1~14日売り上げは前年同期より20%増えたが、12日以降から売り上げの伸び率が10%台に落ちた。