厳しくなった中国税関…韓国人商人のボックスも切り開いて検査(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.24 09:22
20日午後7時ごろ、中国山東省威海へ向かう「ニューゴールデンブリッジ2号」が仁川(インチョン)第2国際旅客ターミナルを出発した。約300人の乗客のほとんどは中国人の商人だ。中国人商人は夜中にボックスに入った化粧品を取り出し、一つずつ包装をはがして集め、ラップで包んだ。プラスチック化粧品の容器は別にまとめた。重さを減らそうとしているのだろうと思ったが、本当の理由は出発14時間後の21日午前9時ごろ、船が威海に到着した後に分かった。
入国審査が始まると、税関の職員4人が一組になって検査を始めた。税関員は「商人体験」をする記者の荷物をチェックした。韓国語でパスポートを要求した税関員はボックスをカッターナイフで切り、旅行用カバンまで開けた。「雪花秀」の化粧品と「クラビア」のカニカマがあふれ出た。化粧品は容器とボックスを別に保管していたため損傷はなかった。パスポートと内容物を隅々まで調べた税関員が行ってもよいというサインを出すと、外に出ることができた。