<Mr.ミリタリー>10機のF-35Bを日本に配備したトランプ大統領の思惑は…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.07 10:30
◆F-35B浸透作戦
ワスプを離陸したF-35Bは北朝鮮対空ミサイルのレーダーを避けて北朝鮮海岸で浸透できる。北朝鮮は元山(ウォンサン)と黄海道沙里院(サリウォン)付近に長距離対空ミサイルSA-5(射程距離300キロ)を配備している。このSA-5ミサイルは南北対峙状況のたびに韓米連合軍の航空機に脅威を与えた。しかしF-35Bに対しては特に効力を発揮できない。ステルス機能があるF-35BはSA-5のレーダーにゴルフボールほどの大きさで小さく表れるからだ。北朝鮮SA-5は一般航空機なら200-300キロの距離でも探知するが、F-35Bは30キロ付近まで近づいてこそ認知できる。作戦に投入されたF-35BはSA-5の探知範囲外で精密誘導弾(SDBII、射程距離72キロ)を投下してSA-5を簡単に除去することができる。SDBIIの正確度は1メートル以内であり、一発で原点打撃が可能だ。