【コラム】韓国は「第2のIMF危機」可能性に備えるべき(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.28 04:54
われわれはまた、誰にどのような理由で貸し付けるのかを考え直さなければならない。例えば、工場を作るのに数十億ウォンを融資することも重要だが、若者の創業のために数多くの小規模資金を提供することはもっと重要だ。今後近づく危機の後、新しい産業はいま「つまらなく見える」創業精神の中で育っていくだろう。
長期的な投資は安定のために必須であり、融資は長期的であるほど良い。もし銀行が核心技術とインフラ開発のために30~50年の融資を提供できるなら、このような政策は経済に新たな安定性を付与するものであり、韓国は他の国々では作ることのできない、優れた製品を開発することができるはずだ。もちろんそのような長期融資は関連性や社会的影響の面で効果が確実なプロジェクトに限定されなければならない。融資を申請する人の政治権力や影響力よりも重要なのは、韓国全体に及ぼす融資の効果でなければならない。