「中国と協力通じて韓国の成長動力確保? それは虚像だ」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.05 09:06
2016年の中国企業の海外買収合併(M&A)は406件、2335億3000万ドルで2015年の4倍に達する。シザーズ氏は「ロボット、ホテル、サッカーなどのM&Aはチャイナマネーの真の力を見せられない」とした。むしろチャイナマネーが実質的影響力を及ぼす所はカンボジア、ラオス、ミャンマーなどが位置した東南アジア地域だと分析した。東南アジアに流入する中国資金の大部分は中国企業の建設プロジェクトのための譲許条件がついている。中国の一帯一路(陸上・海上シルクロード)戦略とつながっている。2005年以降中国の建設と投資はラオスGDPの15%に達する。中国はカンボジアの最大投資国で中国開発銀行(CDB)がカンボジア政府に貸し付けた金額はカンボジア政府負債総額の43%に達する。
政府が発表する中国統計は玉石を見分けなければならない。負債関連統計はかなり正確だ。数値が正確というよりは負債関連統計を出し信用リスクに対する警告音を出す政府の立場をしっかり代弁する。