【コラム】怒りの葡萄と大統領の時間=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.23 18:14
そこにはろうそくだけが燃えているわけではなかった。熱いが冷やかな市民精神が共に燃えていた。果たして何が彼らをアスファルトの上に追いたて、精神的なパニック状態を怒りに変えさせたのか。
今、韓国国民の怒りは「これが国か」という絶叫とともに国家の根本に関する怒りとして、爆発力と可燃性を持って野火のように広まりかねない凄まじい叫びとなっている。あたかもジョン・スタインベックの『怒りの葡萄』(The Grapes of Wrath、1939)のように赤い怒りなのだ。