【コラム】青年世代の大統領支持率が0%の理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.14 08:08
崔順実(チェ・スンシル)国政壟断をめぐり各大学の「時局宣言」が野火のように広がっている。大学生だけではない。若い会社員も土曜日ごとに同僚や友人とともに光化門(クァンファムン)広場へ向かう。さらに制服を着た中学・高校生もろうそく集会に出て「大統領下野」を叫ぶ。1980年代や90年代のように各大学を一つにまとめる学生運動勢力はないが、自発的な学生の叫びはさらに大きくなっている。87年6月の民主化抗争以降の最大の規模だ。
その間、青年世代は政治イシューに無関心だった。2000年代初期に各大学に「非運動圏」勢力が登場し、学生運動のテーマは政治ではなく半額授業料、アルバイトの権利、性的少数者など「生活密着型」に移った。しかし玉ねぎの皮の剥くように次々と表れる国政壟断疑惑に学生たちは衝撃を越えて憤怒で戦慄した。怒りは大統領支持率0%で表出した。韓国ギャラップが8-10日に実施した世論調査で19-29歳のうち朴槿恵(パク・クネ)大統領の国政遂行を肯定的に評価する回答者は0%だった。統計上、640万人にのぼる19-29歳の青年のうち誰も大統領を支持していないということだ。12日に開かれたろうそく集会である大学生が「学生の大統領支持率は1%でもなく0%」と叫ぶと、座っていた参加者全員が歓呼するほどだ。