【社説】朴大統領が胸に刻むべき「最低支持率」の意味
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.15 13:30
朴槿恵(パク・クネ)大統領の国政遂行に対する支持度が就任後最低の26%まで落ちた。韓国ギャラップが昨日発表した10月第2週の調査の結果だ。大統領の支持率は昨年、年末調整問題、中東呼吸器症候群(MERS)事態、今年の総選挙直後など政治的な危機を迎えても29%より下がることはなかった。その支持率が4週連続の下落で26%まで落ち、「コンクリート支持層」が崩れたと見られている。国民の支持率は大統領の国政運営動力の核心要素だ。
法や予算、行政で国が運営されるようでも、適切な支持率がエンジンオイルのように注入されなければ国政は厳しくなり、あちこちできしんで結局は止まってしまう。こうした状況が任期末に重なり、権力の内部と行政の底辺は耳を傾けず、国民の呼応と共感は消えてしまう深刻なレイムダックに陥ることになる。執権4年目の終盤に朴大統領が受けた26%の成績表は、同じ時点の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領(12%)よりは高いが、李明博(イ・ミョンバク)大統領(32%)や金大中(キム・デジュン)大統領(31%)よりも低い。