【コラム】トランプ氏、米大統領に当選…在韓米軍は結局撤収するのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.10 10:03
二つ目、北核問題の解決でトランプ氏は中国の役割を強調していたが、韓国と日本の核武装にも言及しながら韓日両国の役割も強調した。米国が北東アジア地域のスタビライザー(安定)役を縮小する場合、核とミサイル挑発を繰り返す北朝鮮と領域内の覇権国に浮上している中国に、韓国自ら渡り合っていかなければならないという重い負担を強いられることになる。
三つ目、米朝関係改善の可能性だ。トランプ氏は選挙戦過程で金正恩(キム・ジョンウン)氏とハンバーガーを食べながら話をしたいと言及したことがある。北核問題の解決が難問にぶつかった場合、韓国の立場を考慮することなく北核の凍結と米朝平和協定が交渉テーブルに乗せられる可能性も排除することができない。
四つ目は韓米通商摩擦が深刻化する可能性だ。トランプ氏は何度も韓米FTAを露骨に非難していた。共和党の候補受諾演説でも「米国の雇用を奪う韓国とのFTA」と言及している以上、今後、韓米FTAの再協議を要求してくる可能性も排除することはできない。