【社説】朴大統領、怒った民心が怖くないのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.29 13:43
「丙申年国恥」に比喩される崔順実(チェ・スンシル)国政壟断事件の波紋が全国を包み込んでいる。厳正であるべき国の紀綱が弄ばれた。大統領の支持率は急降下し、怒った民心は爆発する勢いだ。過去の政権で親戚の不正が出てきた時も、これほど虚しく悲惨なことはなかった。統治権者の周辺が腐敗しても今のように現職大統領本人の逸脱と非正常に怒った記憶は思いつかない。
いま我々は北朝鮮の核問題のほか、経済の成長動力が消えていく危機に直面している。難局を乗り越えていくために政府と国民、企業が全力を注いでも足りない時だ。にもかかわらず国をまとめて指揮すべき青瓦台(チョンワデ、大統領府)が自らの不道徳と腐敗で脳死状態に陥った。