【コラム】知的財産権紛争解決できない韓国の「失われた10年」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.27 09:56
最近世界中が第4次産業革命に沸いている。最近まで世界経済を支えてきた情報通信技術がいまでは経済社会全般と結合し、超知能・超連結社会への転換を試みている。技術融合の時代を迎えることになったのだ。技術は知的財産権を通じ財産としての価値と保護が可能だ。このため第4次産業革命の時代には特許に代表される知的財産権の価値上昇だけでなく、これをめぐる紛争と対立もさらに激しくなる見通しだ。
日本はすでに2000年代初めから知的財産を通じた国家経済再建に全力を傾けてきた。その代表的な例が「知的財産立国」だ。知的財産の創出と効率的な管理、保護のための社会全般の改革作業を政府を中心に素早く体系的に進めた。特に注目すべき点は知的財産紛争解決の専門化と迅速性のための大々的な司法制度改革だ。