【コラム】「失われた10年」「忘れたい10年」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.03 08:08
「国民幸福時代」を開くという朴槿恵(パク・クネ)政権の発足から3年が過ぎた。李明博(イ・ミョンバク)政権当時からセヌリ党が政権を握って以来8年が経過した。セヌリ党が執権してからの経済成績表はどうだろうか。今年の政府の経済成長予測値3.1%を適用し、現実性はないが来年5%の高度成長をするとしても、セヌリ党執権10年間の累積成長率は38%となる。金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の10年間、韓国経済は累積で60%成長した。セヌリ党執権10年の経済成長は金大中・盧武鉉執権10年の3分の2にもならない。
1人あたりの国内総生産(GDP)は朴槿恵政権の3年間に2800ドル増、李明博政権の5年間に1300ドル増と、セヌリ党執権8年間に計4100ドル増えた。金大中・盧武鉉執権期間にはセヌリ党執権時に発生した通貨危機のため1998年に4000ドル以上減ったにもかかわらず、10年間に1万1000ドル増えた。残りの朴槿恵政権2年間に毎年5%の高度成長をすると仮定しても、セヌリ党執権の10年間は金大中・盧武鉉執権の10年間の半分にもならない。