米国務次官補「金正恩、核攻撃すればすぐに死ぬ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.14 09:46
米国政府が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長に関し、「核攻撃をすれば彼はすぐに死ぬだろう」と強調した。ラッセル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は12日(現地時間)の記者会見で「金正恩の立場で考えてほしい。(北朝鮮の核兵器開発は)おそらく彼が核攻撃を遂行できる向上した能力を持たせるだろうが、その場合(彼は)すぐに死ぬ(and then immedately die)」とし「それはプランA(すべてのことが予想通りになる時に優先的に進める計画)になることはできない」と述べた。
これは、金正恩委員長に核攻撃をする能力が生じても行使する瞬間に自分(金正恩)が死ぬことが明らかであるだけに簡単に核攻撃には踏み出せないという指摘であると同時に、「誤って核攻撃に向かう瞬間すぐに金正恩は死ぬ」という北朝鮮政権に対する強い警告と解釈される。
米国の東アジア・太平洋政策総括責任者であるラッセル次官補が金正恩委員長が「死ぬ」という強い表現まで直接的に使って北朝鮮を牽制したのは極めて異例だ。11日に「国連安保理で新しく作られる対北朝鮮制裁の程度は今年3月の制裁に比べて顕著に強まる」(ラッセル次官補)と強調したのに続き、連日、発言の程度を高めている。