サムスン電子はリコール、現代自動車はスト…現実になった輸出ショック
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.12 10:52
瞬間的に回復するかに見えた韓国の輸出に再び非常灯が点灯した。今月に入り主力品目である携帯電話と自動車の輸出不振が深化している。韓国代表企業のサムスン電子と現代自動車はそれぞれリコール(欠陥補償)問題とストにより生産と販売に支障が出ている。韓進(ハンジン)海運の法定管理と鉄道スト余波にともなう物流大乱まで重なった。
産業通商資源部と関税庁が11日に明らかにしたところによると、今月1~10日の輸出額は94億6800万ドルで前年同期より18.2%減った。8月に2.6%増加し19カ月に及ぶマイナス行進にブレーキをかけた輸出は、先月には前年同月比5.9%減少し増加傾向を続けることはできなかった。集計期間は短いが短期不振とみるには内容が良くない。今月1~10日の乗用車輸出は前年同期比51.9%急減した。1~9月の乗用車輸出減少率の13.9%より下げ幅が大きかった。同じ期間に無線通信機器輸出も1年前より31.2%減った。