【取材日記】ノーベル賞ショック、韓国の「シモン・ペレス」が必要だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.06 08:29
数カ月前、韓国国内上位大学の学長団の会合で、出席者が工科大学長に「わが国から10年以内にノーベル賞受賞者が出てくるだろうか」と尋ねた。人々の期待を帯びた視線にもかかわらず、答えは「出てこない」だった。教授らは「ショックだ」と言いながら努めて笑みを見せた。
今年も訪れたノーベル賞の季節に、この話と最近のイスラエルでの経験が重なる。イスラエルのイメージは断然「創業国家」だ。人口800万人ほどのこの国は若者の創業率が世界で最も高い。ノーベル賞受賞者は12人も出ている。人口1万人あたりの科学技術者の数は140人と、米国(83人)を大きく上回る。