韓経:【コラム】韓進海運、その不慣れな潮流=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.06 11:16
大韓民国の第1号の国営企業は大韓海運公社だった。三面が海である大韓民国としては運命的だった。1949年に設立された。1968年に民営化され、1980年には大韓船主に看板を変えた。1984年の海運産業合理化措置を経て大韓商船に看板を変え、結局は韓進(ハンジン)海運に合併された。そして先週、法定管理に入った。大韓海運公社の歴史は韓国海運業の歴史であり浮き沈みであり悲劇だ。海運産業は周期的に合理化すなわち構造調整に上がった。好況は短く、不況は長かった。5位の海運国という地位に似つかわしくなく海運業はいつも庶子だった。悲劇はセウォル号だけではなかったのだ。
海洋水産部も浮き沈みが激しかった。初めは水産庁だった。1976年には港湾庁が設立された。1996年水産庁と港湾庁が統合して海水部と海洋警察庁になった。2008年に海水部が廃止されて朴槿恵(パク・クネ)政権で復活した。しかし2015年にセウォル号事件が起き、続いて突拍子もなく海洋警察庁が解体された。韓国の海運業と海運政策は海洋国家に似つかわしくないひどい船酔いをしている。