【コラム】韓国経済、再び始めよう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.05 08:52
(4)大企業は天文学的な規模で貯蓄をしているが投資はしない。先端・核心技術が不足しているからだ。一方、中小企業は投資する所は多いがお金がない。それで大企業にたまったお金が中小企業に流れるようにしようとする同伴成長アイデアが出てきた。超過利益の共有、中小企業の適合業種の選定、中小企業優先の政府購買などを通してということだ。一方で総需要、特に消費増加のために庶民の購買力を増大させる必要がある。最低賃金の引き上げ、非正規職の正規職への転換を積極的に推進しなければならない。
(5)教育はどうだろうか。総体的に不良だという。教育には莫大な公的・私的資源がかかるが健全な常識、相当な専門知識そして未来の変化に対処できる創意性をあまねく備えた人は多くない。小中等教育は知・徳・体ではなく体・徳・知を追求しなければならない。そして政府は大学にもう少し大胆な投資をするものの自律性は今よりはるかに高めるべきだ。