【時論】五輪基礎種目全滅の教訓…「育成なければ結果はない」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.02 14:23
リオデジャネイロオリンピック(五輪)は我々にまた感動を伝えた。金メダル10個以上を獲得するという目標は成し遂げられなかったが、五輪に出場した韓国選手はこれまで磨いてきた実力を遺憾なく発揮した。地球の反対側で行われている競技を見ながら、大韓民国の国民も選手の活躍に泣いて笑った。
残念なのは選手たちの努力にもかかわらず、リオ五輪を通じて大韓民国スポーツの影の部分が如実に表れたことだ。特に金メダルがアーチェリー・テコンドーなど一部の種目に偏っているのが最も惜しまれる。政府や大企業の積極的な支援を受けて成長した人気種目は、ほとんどがメダル圏に入ることができなかった。サッカー・バレーボール・ハンドボール・ホッケーなど球技種目は40年ぶりに「ノーメダル」で大会を終えた。柔道・レスリング・卓球・バドミントンなど伝統的に強い種目も振るわなかった。その間、国民の士気高揚と愛国心育成に寄与してきた団体種目と闘技種目がともに崩れた。