【中央時評】建国節の論議を中止しよう=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.26 09:36
北朝鮮との正統性の争いのために1948年8月15日を建国節にしようという主張も果てしない。人権と自由、平等と福祉、平和と共存の人類普遍の価値に照らしあわせて世界の中の誰が今日の韓国と北朝鮮の正統性を混同しているだろうか。建国節の制定と大韓民国の正統性は関連がない。正統性ある青年教育のために建国節を制定しなければならないという主張は、一時的な分断を絶対化する狭隘な理念のみならず李承晩(イ・スンマン)政権以来のすべての歴史教育を否定する自己卑下だ。
特に東アジアの建国記念日の構想が周辺国を侵略した明治維新以降の伊藤博文を含めた日本の侵略主義者・天皇主義者・軍国主義者などの理由から端を発したという点を留意すれば、普遍民主国家の大韓民国が日本の侵略主義の残滓を受け入れるというのは話にならない説だ。