<インタビュー>韓国アニメ『カイ』 韓国ならではの情緒を描いた(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.25 09:37
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アンデルセン童話『雪の女王』を東洋的な視点で再解釈した韓国産アニメ『カイ:鏡の湖の伝説』。雪の女王に対抗する遊牧民少年カイの冒険談が描かれる。(写真=メガボックスプラスエム)
モンゴルの広大な風景とアンデルセン童話『雪の女王』が出会った。現在韓国で上映中の国産アニメ『カイ:鏡の湖の伝説』(以下、『カイ』)のことだ。勇敢な遊牧民少年のカイ(声キム・ヨンウン)が草原の村を凍らせてしまった邪悪な雪の女王ハタン(声キム・ジナ)に対抗し、幼少期を失ってしまった妹のシャムイ(声パク・ゴウン)とともに村を救う冒険物語だ。『雪の女王』を東洋的に再解釈した。
『カイ』は過去10年余り、国産アニメを牽引してきたともいえる二人が監督と製作者として意気投合して完成した作品という点で特に目を引く。2007年48万人の観客を動員した『千年狐ヨウビ』(以下、『ヨウビ』)のイ・ソンガン監督(54)が演出を手がけ、1000万映画『釜山(プサン)行き』(7月20日公開)を演出したヨン・サンホ監督が製作を引き受けた。