日本アニメ『バケモノの子』細田監督「誰が本当のバケモノなのか問いたかった」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.13 09:42
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九太(右側)は自分を育てた父であり師匠のバケモノ・クマテツと様々な困難を乗り越え成長していく。
細田守監督(48)は日本アニメーション界の新しい巨匠だ。
独特の世界観とエンターテインメント的な要素を巧みに組み合わせた作品を制作する点で「ポスト宮崎駿」の筆頭に挙げられている。『時をかける少女』(2006)、『サマーウォーズ』(2009)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012)など、ファンタジー的な設定に家族と絆の価値を落とし込んだ細田監督の作品は国境を超えて世界の人々から愛されている。自身の家族や日常からインスピレーションを得るという細田監督が父性愛を扱った映画『バケモノの子』(11月25日公開)を世に送り出した。行き場所を失った9歳の少年・九太が偶然バケモノの世界に迷い込み、粗暴なバケモノ・熊徹らと共に暮らしながら青年に成長していくストーリーだ。おおかみの血を持つ平凡ではない姉弟を育てる母親の奮闘を描いた『おおかみこどもの雨と雪』の父親編と見ても差し支えないだろう。